ども、アニオタ期間工の豚野郎です。
最近暇な時はabematvかAmazonプライムビデオで積極的にアニメを見ているわけですが先日プライムビデオのほうで個人的に非常に名作だと思っている作品を見つけて久しぶりに見てみたんですが相変わらずめちゃくちゃよかったのでついついブログに書いてやろうと今回筆を執ってみました。
その作品は
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編・星霜編
OVA:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編・星霜編の良さ
©和月伸宏/集英社・アニプレックス
この作品に関しいては結構賛否両論あるんですが俺は個人的に結構ありな作品だと思っています。
っとその前にるろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-自体を知らないとお話にならないのでとりあえず原作かアニメ作品を見てきて欲しいのでひとまず公式サイトのリンクおいておきます。
因みに公式サイトに飛ぶとわかりますが最近新京都編というリメイク作品が劇場公開されたのでそれを視聴したほうが最近のきれいな絵に慣れていて時間短縮したい人にはお勧めかもしれないです。
追憶編と星霜編に関する嘘
プライムビデオのレビューを見ると結構むちゃくちゃな事を言っている人もいてその人が本気でそう思って書いているのかただのアンチなのかは知らないけどとりあえずにわかの皆さんが様々な嘘に振り回されているのでここで俺の知っている事実を書いていこうと思います。
・剣心は梅毒で死んだという噓
まず大前提としてOVAの中で梅毒だと明言されていません、古橋一浩監督はインタビューにて
東村山市にある資料館に行き、光明皇后の説話に触れ、身分を越え患者の膿を吸い出したと言われるその行為に、剣心の姿が重なった時、その行く末は必然となりました。
剣路が成長してからはためらう事無く、各地の療養所をめぐっていたというのが実相で、
その病は架空のものとなってはいますが、そこまで献身的に接すれば、感染力が低い病でさえも自ずとという所で、時代背景の一つとして知っておいて頂きたい事柄です出典:星霜編特別版監督インタビューより
と言っています。因みに光明皇后が膿を吸い出した患者はハンセン病の患者だったといわれています。
・原作者は本作品を見たときショックを受けたという嘘
これもデタラメです、もしかしたら本心ではショックを受けていたのかもしれませんが公の場でそのような発言はしていません。
因みに原作者は
剣心と薫の最期の時までをしっかりと描ききったこの星霜編を観てショックを受けたファンの方も少なからずいると思います。自分も初めて観た時はそこまで描いたか。これは容赦なしだなと正直思いました。このテーマを貫くならば゙死”と言う結末は避けられない。けれどエンターテイメントの基本はやっぱり゙笑顔”でハッピーエンド。古橋監督は前者を取り和月は後者を取った。これはそういう事だと思います。ですからファンの方は自分の好きな方のエンディングを取っていただいて構いません。作品のテーマとなる根の部分は一つの幹に全く別の形をした二つの花が実を結んだというのもまた良し。この花をしっかりと楽しんで頂けたならば和月は満足です。
出典:星霜編特別版の和月インタビューより
と公式の場で発言しており他のインタビューで原作者はパラレルに関して否定的な考え方をしていない旨を話しています。
・スタッフ再結成と謳っているがスタッフが違うという嘘
当然多少スタッフが違うところはあるかもしれないが監督は変わっていない。
おそらくアニメ版第1話~第66話以降からアニメーション制作がスタジオぎゃろっぷからスタジオディーンに変更されたことを言っているのかもしれないがそれはOVAに限った話ではない。
・十字傷についてアニメ制作人の独自の解釈であり作者は一切かかわっていないという嘘
古橋監督が独自の解釈であることは事実だが監督はインタビューにて
「TVシリーズの最中に和月先生に電話でお聞きした話がそうだったからです。
原作のくだりを見て、「あれ? 聞いていた構想と違う」って思いました。だから、初期構想に戻った感じでしょうか。出典:追憶編BD監督インタビューより
と言っていることから全く原作者の意思が介在していないとは言えない。
と、まぁこれ以上書いていくと長くなるのでここらへんで止めておきますが根も葉もない嘘を信じている人がたくさんいます。
まぁネット視聴しただけとか円盤買ってないとか当時の雑誌を読んでない人ってホント何も知らないのであまりネットに書いてあることは信用しないほうが良いかもしれませんね。
最近アニメ見始めたって人はネットで深いところまで潜ってソースを探したりもしないですからね。
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編・星霜編の感想
最初にも書いたけど俺はこの作品すごいありだと思っています。
原作やテレビアニメ版みたいにゆるい感じの雰囲気ではなく一切ギャグなどのない作品で見終わった後何とも言えない気持ちになってしまいますがこの作品の根幹にある
『人切りの罪を償う』
という部分を真剣に書いてしまうとこうなるというのは個人的に非常に納得できるものだと思っています。
原作者はあくまで『エンターテイメントの基本はやっぱり゙笑顔”でハッピーエンド。』という商業作品としての書き方を尊重しただけでこの重い物語があり得ないとは思いません。
むしろ商業作品でよくここまで書いたなと思ってしまうほどでした。
当然アニメーションという作品の性質上原作と違う部分はあるし、監督もOVAでだけで完結した作品と言っていることからこれもこのOVAが一つの独立した作品でありそれが気に食わない原作ファンもいて当然だと思う。
ただ制作側の意図した独立した作品としても、テレビアニメ版の延長としてもすごくいい作品だったと俺は思います。
とりあえずこの作品に関しては見てみないと何とも言えないと思うのでAmazonプライム会員の人はプライムビデオで、そうでない人はレンタルでぜひ見てほしい作品の一つですね。
ただ鬱傾向の強い作品になっているのでそういった物が苦手な人は見ないほうが良いかもしれません(–;)
それでは今日はここまで!ノシ